境界性人格障害

境界性人格障害は、思春期や成人期に生じる人格障害です。
不安定な自己や他者のイメージや、感情や思考のコントロール障害、衝動的な自己破壊行為などの特徴があります。
境界性パーソナリティ障害とも呼ばれ、一般的にはボーダーラインといわれています。
境界性人格障害は患者数が増加しているともいわれています。
医療費への影響や、自己破壊的な行動による生産性の低下などから、経済へ与える影響も少なくありません。
治療法は薬物療法と精神療法を主体としています。
境界性人格障害は、かつては神経症と統合失調症の境界線上という位置づけでした。
ところが、うつ病などの気分障害との関連性も疑われつつあります。
調査では、人口の1~2%に存在するといわれており、気分障害や物質関連障害を合併することも多い病気です。
さらに、抱えている不安を解消するために自己の評価を上げようとすることもあるため、自己愛性人格障害とセットで扱われることも多いです。
反面、対人関係の不安をもつ人もいます。
それを回避するために、引きこもりのような状態になることもあり、回避性人格障害と診断されることもあります。
病気の経過の途中で、自殺にいたる例も珍しくありません。